進化の過程~異端児が時代を築く~

 

この記事は2015年6月4日の記事を加筆、再編集したものです。

 

どうも。えいきちです。

 

昨夜、

テレビをつけたら、

マツコさんと有吉さんの出てる

あの番組

がやってて見ちゃったんですが、

 

その中の

新・三大◯◯

に出ていた

 

歌人の

斉藤斎藤さん。

 

はじめて知ったのですが、

…衝撃を受けましたw

今までの短歌の常識を覆してくる方だったのです。

 

雨の県道

あるいてゆけば

なんでしょう

ぶちまけられて

これはのり弁

 

斉藤さん曰く、この詩を

『県道を歩いていたら何か落ちていたので、見てみたら

のり弁がぶちまけられていて、実況中継の如く詠んだ詩』

だと語ってました。

 

「…そのまんまw」

 

 

このように、斉藤さんの特徴は見たことをそのまま詠む

『写生短歌』

というものが得意なのだそうです。

 

また、斉藤さんは

ルールギリギリを攻めるのが好きらしく、

イェーイと言うので

イェーイと言うと

あなたそういう

人じゃないでしょ、と

叱られる

 

そのまんま詠んでいることもさることながら、

 

この短歌

8・7・7・8・5

で詠んでいます。

 

普通の短歌はご存知の通り

5・7・5・7・7

ですよね。

 

ものすごい字余りなんです。

 

5・7・5・7・7

に収める気がなさそうですねw

 

斉藤さんは短歌の

可能性を広げること

を常に狙っているそうです。

 

他にも型破りの短歌しかなかったのですが、

 

短歌界的には、まさに

『異端児』

と言えるのではないでしょうか。

 

 

短歌には1300年の歴史があります。

 

先人が作ったルールや常識を守ってきたからこそ

続いてきたと思うのですが、

 

その、ルールや常識を

あえて破る人が出てきたことで、

進化してきたトコロもあります。

 

昔、一番最初に『字余り』の短歌を作った方は、

斉藤さんのように

『異端児』

扱いされ、

 

でも、字余りの詩を詠み続けることで、

徐々に受け入れられて、

 

『短歌の有名な手法の一つ

になったんじゃないかなー』

 

って勝手に想像を膨らませていました。

 

このように、

どの世界にも『異端視』と呼ばれる人

が必ず出てくるわけですが、

 

『異端児』と呼ばれる人は、

最初っから『異端児』として活動していたのでしょうか?

 

 

良く、

『守破離』

ということが言われますが、

 

最初は

『守』

まずは、『基本に忠実』にとにかくやり尽くす

ここが全ての土台になるところです。

 

当たり前の話ですが、

何をやるにも、ここがないと絶対にうまくいかない。

まずは『守』

 

そして、次に

『破』

ある程度の『基本』が身についてきたら、

自分なりの『やり方』を確立していきます。

 

成功法則は人それぞれ、みんな違います。

そのために、自分のやり方を作っていくのが

『破』

 

そして、『異端児』へのファーストステップ

新たなやり方を打ち出すことで、

業界からの摩擦を生み出します。

 

ここで、叩かれて

消えていくのか?

それとも生き残るのか?

 

自分の軸として、

しっかりと『基本』が身についていれば、

必ず、受け入れられるし、

『受け入れられる』と信じて

自分の道を進み続ける必要があります。

 

そして最終形態の

『離』

自分自身の成功法則の確立です。

周りからも受け入れられている状態。

 

ここまでくると

自分自身のブランディングが自然と出来上がります。

 

 

『異端児…』

ルールや常識を覆して新しいことに挑戦すると、

必ず批判を受けそますが、

 

それすら気にせず、

受け入れるまでやり続ける精神力

この力が大切です。

 

 

個人レベルで考えても、

自分の持っているルールや常識を常に疑い、

ルールや常識をいい方向に『破って』いく。

 

破ったことで批判されても、

自分と相手にいい影響を与えるものであれば、

やり続けることで、

必ず受け入れてもらえます。

 

 

まさに進化であり成長ですね。

自分にとっても

とても勉強になる気づきでした。

 

最後に斉藤斎藤さんの短歌で…

 

このうたで

わたしの

言いたかったことを

三十一文字で

あらわしなさい

題材が浮かばなかったそうで、

 

『テーマ無くてもいいかなーなんて…』

とおっしゃってました。

 

この発想力…

さすが『異端児』です。

 

今日も、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

えいきち